(新卒、中途問わず)製造業、工場へ就職する際のポイント
工場勤務は手に職がつく・福利厚生が充実しているなどのメリットがありますが、一方で事前に理解しておくべきポイントもあります。
ここでは、製造業、工場へ就職する際に気を付けるべきポイントを解説します。
1.「現場職」か「技術職・総合職」かを明確にする。
工場勤務と言っても、現場作業員・技能職と、技術職・総合職では業務内容や待遇が大きく異なります。
■ 現場職(技能職・作業員・オペレータ)
☑生産ラインでの作業がメイン。
☑ 単純作業が多い。
☑ 給与は高めだが、3交代などで肉体的な負担が大きいこともある。
■ 技術職・総合職(設備保全・品質管理・開発)
☑ 設備の保全・メンテナンス、設計、品質管理などの仕事がメイン。
☑ 電気工事士・機械保全士・電験3種などの資格が活かせる。
☑ 現場経験を積んだ後に、管理職へのキャリアアップが可能。
「技術職・総合職」のポジションを狙うのがおすすめ!
「単なる作業員」ではなく、キャリアアップの道がある職種を選ぶことが重要です。
2. 仕事内容をよく確認し、自分に合うか見極める
工場の仕事は大きく分けて以下のようなものがあります。
職種 | 仕事内容 | おすすめ度(大卒) | 必要な資格・スキル |
---|---|---|---|
生産ライン作業員 | 組み立て・加工などのライン作業 | ★☆☆☆☆(単純作業が多く、昇進が難しい) | 特になし |
設備保全 | 機械のメンテナンス・修理 | ★★★☆☆(スキルが身につき、手に職がつく) | 第2種電気工事士、機械保全技能士 |
品質管理 | 製品の検査・品質保証 | ★★★☆☆(安定した仕事だが、責任が重い) | QC検定 |
生産技術 | 生産工程の改善・効率化 | ★★★★★(キャリアアップしやすい) | CADスキル、電気・機械知識 |
研究開発 | 新製品の開発・設計 | ★★★★☆(大卒・院卒向け、技術職) | 工学系の知識 |
💡 手に職をつけるなら、「設備保全・生産技術」を狙う!
3. 資格を取っておく
工場勤務では、資格があると昇進や転職に有利です。
おすすめ資格
資格 | できること | 難易度 |
---|---|---|
衛生管理者 | 職場環境の安全確保と従業員の健康管理 | ★★★☆☆ |
第2種電気工事士 | 工場の電気工事や設備点検ができる | ★★☆☆☆ |
電験3種(第三種電気主任技術者) | 工場の電気管理責任者になれる | ★★★★★ |
機械保全技能士 | 工場設備のメンテナンスができる | ★★★★☆ |
QC検定(品質管理検定) | 品質管理や改善業務に役立つ | ★★★☆☆ |
4.労働環境や給与をしっかりチェックする
工場によっては、労働環境が厳しい場合もあります。
☑シフト勤務があるか?(夜勤があると給与は高いが、体力的にきつい)
☑離職率は高くないか?(3年以内の離職率を確認)
☑賞与(ボーナス)の支給実績は?(基本給が低く、賞与頼みの企業もある)
💡 口コミサイト(OpenWork、転職会議)やOB・OG訪問を活用して、リアルな情報を集めよう!
まとめ:製造業、工場へ就職する際のポイント
☑「現場職」か「技術職・総合職」かを明確にする
☑仕事内容を理解し、自分に合う職種を選ぶ(生産技術・設備保全が狙い目)
☑資格を取得してスキルアップする(電気工事士・電験3種などが有利)
☑労働環境や給与の実態を調べる(夜勤・残業・離職率を確認)