電線サイズSQ(JIS規格)とAWG(UL規格)

一般に電線サイズは日本国内ではJIS(日本工業規格)、海外ではUL(米国規格)が使用されます。
JIS規格では、単線で直径(mm:ミリ)、撚り線で断面積(平方ミリメートル、略してsq:スケ)で表されます。

UL規格ではアメリカンワイヤーゲージAWG(アメリカンワイヤーゲージ)で表記され、両者の換算が必要となる場面も多くあります。

す。

1. UL対応ケーブル

UL規格のケーブルは、ミスミでも購入可能です。

初めて選定する方は富士電機機器制御株式会社に選定できるページがあります。

SCCRポータル_電圧/SCCR値/製品を絞りこむことで対象製品が分かります。
UL電線の「種類」と「選定」について

2. JIS(SQ)とAWGの比較

FAで良く使用する電線サイズを表にしました。AWGは、数値が小さいほど太い電線を指します。
各電線によって許容電流値が違います。

JISAWG
0.75sq18
1.25sq16
2.0sq14
3.5sq12
5.5sq10
8.0sq8

3. 許容電流に注意する

直接的な換算式がないため、サイズを比較する際は誤差が生じる可能性があり、使用機器の仕様を慎重に確認する必要があります。また使用環境と安全基準の違いJISとAWGでは、対応する電圧や耐熱性の基準が異なる場合があります。国際規格に準拠する必要がある場合、適用される安全基準を確認し、適切な規格の電線を選択しましょう。

■許容電流値の目安

電線サイズ許容電流
0.75sq5A
1.25sq10A
2.0sq15A
3.5sq20A
5.5sq30A
8.0sq40A
14sq60A
22sq80A
38sq120A
60sq160A
100sq230A

4. 検査機、電源のカタログによっては許容電流が低く設定されている

Chroma検査機からの抜粋ですが、常に電流がかかるような設備だと最大電流が低く設定されています。検査設備を増設する際は、いつもの感覚でケーブル選定するのではなく、必ずカタログに目を通してから選定をしましょう。

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