技術者の出張あるある
技術者の出張ならではの過酷さを書いてみました。
1.仕事でビジネスクラスに乗ることはない
技術系の海外案件は、スケジュールがコロコロ変わるのが日常茶飯事。立ち上げた設備の不具合が見つかったり、追加要望対応で「1週間延長」となったりするので、フレキシブルなチケットが必須です。でもその分、値段は跳ね上がるので会社からは「エコノミーで我慢しろ」の一言。長距離フライトで膝を縮こませて10時間以上過ごすのは当たり前だし、コストカットのため乗り継ぎ便を選ばされて、狭い空港のベンチで仮眠をとる羽目に。充電スポットを探してウロウロしたり、隣のゲートの騒がしい家族連れの声で目が覚めたりして、「これが俺の現実か…」って虚しくなる瞬間も。機内食すら「まあ食えなくはないか」レベルで、到着時にはすでに疲労困憊。現場に着く前・終わった後でも戦いは続いています(笑)
2.スーツケースにスーツを入れことがない。
スーツケースを開けたら、作業服と、工具セットがぎっしりです。精密ドライバーからトルクレンチまで、現場で「これがないと動けない」ってものが優先だから、スーツなんて入る隙間ゼロ。私服も最低限で、洗濯は現地ホテルのサービス or 粉洗剤を常備。チェックインカウンターで「リチウムイオン電池はありますか?」って聞かれて、「あ、ヘッドライト!」って慌てて取り出すことがあります。結局、スーツケースは「移動する作業場」って感じで、スマートなビジネスマンっぽさとは縁遠いです。
3.自由席で座れない。
新幹線が動き出す前から「座れなかったか…」って諦めモード。仕事終わりの疲れた体を引きずって、荷物棚に工具入りの重いバッグを押し上げて、立ったままスマホで「直帰します」って上司に報告。揺れる車内でタイピングミス連発しながら、「俺、何やってんだろ」って自問自答が始まる。指定席分は自腹という経費申請の厳しい現実が脳裏をよぎって、結局「まあいいか」って自分を納得させるしかないです。